ホームあしすとvol.1 どこが違うか徹底究明!"老人ホームとサ高住のサービスの違い"
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ホームあしすとvol.1 どこが違うか徹底究明!"老人ホームとサ高住のサービスの違い"
相談員のおぼえがき(2)
施設に入居するには、必ず身元保証人が必要になります。ご家族様、ご親戚の方がおらず、お一人でご生活をしている方が、施設を探す時はお困りになるかと思います。
そんな時弊社では、身元保証人・後見人も受けていただけ、ご相談は無料で丁寧にわかりやすくご説明してくれ、契約も良心的な金額で行っていただける、行政書士や司法書士の先生をご紹介させていただきます。私のご相談者様は「優しいし解りやすかった」と言って何人もの方が先生とご契約して、施設に入居していらっしゃいます。
施設を探す時は、ご入居対象者様、先生に施設のご提案をさせていただき、先生と共に見学同行させていただきます。施設をお探しの方で、身元保証人や後見人、お亡くなりになった後の整理など、お困りの方がいらっしゃいましたら、行政書士・司法書士・弁護士等の先生をご紹介させていただきますので、お気軽にお声がけください。
今回もご参考までに、最近のご相談事例を記載させていただきます。今後とも「ホームあしすと入居相談室」を宜しくお願いいたします。
<ご相談事例>
ご入居対象者様 A子様 73歳 女性 要介護2 独居 不安症・妄想障害で措置入院
ご相談者様 入院先ソーシャルワーカー様
A子様はご主人を亡くした事をきっかけに妄想障害と診断され、お一人でお薬を飲みながらご生活をしていました。しかし、お薬を飲まなくなり症状が再発し措置入院となりました。
お身体も精神的にも安定して退院を考えるにあたり、今後どのような生活をしたいのかをA子様とお話したところ、「もう一人でいるのは嫌だ・・・。 毎日の食事を作る自信がない」とおっしゃており、きちんとお薬の管理を行ってもらえる老人ホームを検討したいと、入院先のソーシャルワーカー(SW)様よりご相談いただきました。しかし身元保証人がいないとの事で、保証人になってくれる方の紹介も可能かとのお尋ねもありました。
A子様はお子様はおらず御親戚も遠方におり、お付き合いもないとの事で、「身元保証人や自分が認知症になった時、亡くなった後の処理なども行ってもらえる人が欲しい」とおっしゃったので、行政書士の先生をご紹介させて頂きました。
A子様は先生から詳しくお話しを聞き、先生にこれからの事をお願いするを決めました。先生も含め一緒に施設を見学し、退院日、入居日を決めている最中に乳がんが発見され、専門の病院で手術を行う事になってしまいました。
その時も先生が入院の保証人になり、問題なく入院・手術も終え、術後も良く退院日が決まり、SW様・行政書士の先生・入居先の施設長様・弊社との連携を取りスムーズに入居する事ができました。
有料老人ホームをお考えの方で、お一人でお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。今後とも「ホームあしすと入居相談室」を宜しくお願いいたします。
相談員のおぼえがき(1)
今回より最近のご相談事例をお伝えしようと思います。
<ご相談事例>
ご入居対象者様 84歳 男性 要介護1 東京市部に独居
食道癌ステージ1 放射線治療後、現在半年に1度受診
ご相談者様 息子様 横浜市南部にお住まい
ご相談者様は、お父様の年齢も考えると一人で生活させておくのが不安で、何かあって行くにも遠いのでご自宅近くの施設へ呼び寄せたいとご相談をいただきました。お一人での散歩や買物がお好きで、自由がきく施設が良く、今後の事も考えると介護力のある施設を探してほしいとの事でした。
ご自分で出来る事がまだ多いとの事でしたので、お手伝いしてもらいたい事はお手伝いしてもらえ、お元気な方が多くご入居されていて、しっかりした方と物忘れが強い方で生活のフロアが別れている住宅型有料老人ホームをいくつかご紹介しました。最終的にご相談者様のご自宅から近い2施設をご見学いただきました。
ご見学後ご自宅からお車で10分程で、いくつも介護付や住宅型の有料老人ホームを運営して実績のある施設をお決めいただきました。決め手は徒歩圏内にお父様が大好きな買物が出来る大型ショッピングセンターが有り、お父様に近い年齢でお元気な方が多く、イベントやレクレーョンも豊富に運営されていたことです。
私どもは、ご予算だけでなくご入居対象者様、ご家族様に寄り添った施設をお探しするよう心掛けております。今後有料老人ホームをお考えの方、介護付と住宅型の有料老人ホームはどんなところか違うのかなど聞いてみたいと言う方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。
今後とも「ホームあしすと入居相談室」を宜しくお願いいたします。
相談員の ひとりごと「認知症の夫と二人いっしょに施設入居したい」
ホームあしすと33号の巻頭特集では認知症と介護施設選びの関係について取り上げました。実を言うと、私どもに寄せられるご相談のうち、およそ半数以上は何らかの認知症状が見られる方のご家族からのものです。もちろん、ご本人からの相談というケースもありますが、全体の2~3割程度でしょう。
高齢者の一人暮らしでは、加齢につれて自身で生活管理をすることがだんだんと難しくなっていきます。相談室でも「薬を正しく飲めているか」「水分を充分摂取できているか」など、ご家族が不安感からご連絡いただく場合が多くあります。
特に、記録的な猛暑が続いた今夏には、お一人暮らしの高齢者が脱水症で救急搬送されて入院して、退院後に家に戻るとまた同じことが起きるおそれがあるので、これを機に新しい住まいを探したいというご相談が多くありました。その他にも、日常生活で転倒して骨折してしまい入院、その後に認知症が発症してしまい、このまま家に戻って生活するは難しいので……と施設入居を検討されるケースも同様に多いです。また、ご家族と同居しているご夫婦の場合でも、二人ともが高齢で配偶者の介護が困難となり、ご夫婦いっしょでの入居検討というご相談も最近増えています。
数年前、あるご夫婦の奥さまからご相談をいただきました。旦那さまが認知症で判断能力が低下し、奥さまのことを誰だかわからないと言っていたそうです。できれば、ご夫婦いっしょに入居できる施設を、というご希望でしたが、奥さまは車を運転できるほどお元気でしたので、ご主人お一人だけ老人ホームに入居されるのがよいのではとご提案差し上げました。ですが、奥さまご本人はお子さまへ迷惑をかけたくないし、本来は自分が夫の面倒を見なければというお気持ちが強かったため、お二人でのご入居を望まれたようです。経済的にはお子さまに負担をかけないとしても、精神的には支えてもらった方がよいのではとご説明した上で、三人のお子さまともお会いしました。お子さまの方では、お母さまがそこまで悩まれていることをご存知なく、とても驚かれていました。その後、ご家族でいろいろ相談をされて、最終的にはお子さまの住まいからも近い介護付有料老人ホームにご主人お一人が入居されました。
自分たちだけで全てを決めようとせず、ご親族などからのサポートも受けながら老後の暮らし替えを検討することで、より安心な環境で生活できるのではないでしょうか。今回のケースのように、ご夫婦お二人でご入居を希望する場合、各自の健康状態などによって、お勧めする施設のタイプはさまざまです。場合によっては、前述のように、お一人だけが入居するというご提案を差し上げることもございます。
住まい探しは人によって千差万別です。相談室には、実にさまざまなご相談が寄せられますが、施設入居だけに固執するのではなく、ご入居検討者さまご本人の人生が、より豊かなで安らぎに満ちたものになるようにお手伝いしたいと考えています。現在の生活に不安をお感じになったり、老後の住まいをどうしようとお悩みになった時には、ぜひご連絡いただければ幸いです。15年以上におよぶ経験と実績をもとに、ご満足いただける提案をさせていただきます。
介護施設への入居を検討する際に、知っておくべきいくつかのポイント
当相談室も設立13年目となり、お陰さまで数多くのご利用者様よりご相談をいただいております。
最近はお元気な方のご相談も多く、高齢者住宅の種類など基本的なご質問が数多くあります。その中から少し今回はお話したいと思います。
お元気な方が住まいを選ぶにあたって、広さやお部屋の向きは重要な要素となりますが、介護を受けながら暮らす方の住まいだと、あまり重要視されていない傾向があります。ご入居検討者様のご家族が介護施設や老人ホームを見学した際、実際お部屋の狭さを見て驚かれる方も多いと感じます。もちろん比較的お元気な方のご入居者様は設備や広さや向きを重要視されるのは当然でしょう。これらは比較的自立度の高い方のお部屋を決める条件になると思います。
広いお部屋には事故リスクが高くなる傾向があります。昔からある従来型の特養や老健は多床室(相部屋)が多く、1人当たり10㎡以下のスペースです。有料老人ホームは個室が多く、広さは18㎡(江戸間11.6畳)前後、サービス付き高齢者向け住宅では、規定として25㎡(江戸間16.1畳)以上でキッチンやお風呂などの設備が付きます。(共用でキッチンやお風呂が整っていれば18㎡でも可) 居室の広さと介護サービスの手厚さは反比例になる傾向があります。お部屋の向きにも同様なことが言えます。重度な介護が必要な方にとってはお部屋の向きだけでなく、介護ステーションやダイニングまでの距離や動線の良いほうがより重要になってきます。
特養や老健、有料老人ホームという言葉の説明が必要かと思いますが、当ホームページの「お役立ち情報」のページに介護施設の種類と特徴を説明しています。ご興味のある方はそちらをぜひご覧いただけると幸いです。
インターネットやいろいろな資料を見ていると「特定施設」という言葉がよく出てきます。特定施設とは、特定施設入居者生活介護といい、ある一定の基準を満たした「施設」(=有料老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅等)が、入居している利用者に対して入浴・排せつ・食事等の介護、その他必要な日常生活上の支援を包括的に行います。特定施設の指定を受けていない施設は、パンフレットや広告などに「介護付」「ケア付き」と表示することができません。入居者にとっては、外部の介護保険事業者と個別に契約するなどの面倒な手間がなく、分かりやすい料金設定となっていることが特徴です。
法律で定められた高齢者向け住宅の種類や名称は、利用者が判断しやすい名称とはなっておらず、あくまで制度上の分類です。
「サービス付き高齢者向け住宅だから、重度の介護が必要な方は入居できない。」「介護付有料老人ホームだから介護の必要な方以外は入居が出来ない。」「介護付有料老人ホームなのに期待していた介護の手厚さを得られなかった。」等の声も聞かれます。高齢者住宅の種類で入居先を決めるのではなく、種類は傾向と考え、幅広く情報を収集した方が、より良い施設探しができると思います。それぞれの施設運営事業者の理念や考え方の違いが、入居者の暮らしに反映されます。
ネットやパンフレットにある情報だけでなく、当相談室等もうまく活用していただき、より緻密に情報収集した後に見学をしてください。ご家族やご本人にとってよりよい環境の住まいを見つけられるように当相談室はお手伝いをさせていただきます。
今日は弊社の業務である「介護施設の紹介」について分かりやすく解説します。
私たちは、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の紹介を主要な業務として行っております。不動産の紹介斡旋業とは異なり、免許や資格は必要ありません。このような仕事は、巷では「紹介会社」とか「紹介センター」と呼ばれています。弊社が13年前にこの仕事を始めた頃、同業者は10社くらいでしたが、今や首都圏でだけでも百数十社以上あるようです。ただ、それ以上に介護施設の数は増え続け、介護保険制度施行直後と比べると何十倍にもなり料金や内容も多種多様です。最近では時代の流れとともに、紹介会社もインターネットを利用したところが主流になり、私たちのように手間ひまかけて冊子を発行しているところは極めて少数派になっています。
弊社ではメール等のご質問にもお答えしておりますが、基本はお電話でいろいろお話しを伺いながら、状況の確認とアドバイスをさせていただきます。伺った情報をもとに資料を作成し、施設をピックアップしてご自宅や病院などで面談して、ご提案させていただきます。こちらの提案や説明に納得していただいたうえではじめて施設見学を行います。基本的には、施設見学へも同行させていただいております。
ご相談者様とご紹介先様、双方のニーズや情報・特色を充分に把握し、最適なものや案件を提案することが当然です。最近では横文字で「マッチングビジネス」と呼ばれており、さまざまな業種や人やものを対象としています。いずれにしても、間に立つ人や企業は、それぞれをよく知るということが最重要なのです。昨今はリクエストされたパンフレットだけを送る、またはご相談者様と会うこともなく施設を紹介する紹介会社もあるようです。いわばパズル型の紹介で、空いているところにとりあえず当てはめるだけです。それがたまたま上手くはまればよいのですが、そうでない場合は後々、ご入居者様やご家族が苦労することになりかねません。
弊社相談員がいちばん大切にしていることは、施設や運営会社を知ることです。その次に重視しているのは、面談をするにあたり入居者様ご本人やご家族の事情、要望をより深く理解すること。もちろん、知識として介護やその制度、病気、資金などについて勉強することも忘れてはいけません。相談員は時間があれば自ら施設見学を行い、以前と比べてなにか変化がないか、見落としているメリットやデメリットがないかなど、常に目を光らせています。
昨年よりホームページを大幅にリニューアルし、気になった施設には随時コメントなどを掲載しています。パンフレットの行間や裏面の見えないtころもご紹介しています。通常業務の合間をみて更新作業を行っているため、まだ内容が不十分ですし、写真がうまく写っていないといった不備もありますが、最新情報を随時紹介しています。パソコンやスマートフォンをお持ちの方は「ホームあしすと」と検索してみてください。ぜひともお気軽に相談室へもお問い合わせください。お待ちしております。
ご要望を親身に伺い、最適な提案をいたします!
ベテラン相談員のひとりごと
ブログの担当が3月末で退職し、しばらくブログをお休みしておりましたが、もう6月となりそろそろ更新をしなければと思い、書き始めました。
スタッフは一人抜けましたが、4月に新しく相談員が加わり、また賑やかになってきたホームあしすと入居相談室です。新しい相談員が加わると、そのたびに教える方も勉強になっています。今回も同様に間違ったことを教えないように自分でも勉強し直したり、周りに聞いて確認したり、自分の言動を反省したり、いっぱい考える事がありました。
ホームあしすと入居相談室はまずいろいろお話を伺うことから始まります。
ご入居検討者様の状態やお住まいの場所ご家族の状況などなど伺う事はいっぱいあります。もちろんご予算をある程度決めなければいけません。実際にご入居された後の費用の事などのご説明も必要です。ご相談者様ほとんどの方が老人ホーム探しは初めての方です。その中で必要な情報を整理してご入居者様にとって合っている施設をご提案するために、お話を伺うことが第一です。
相談員はそのために必要な知識を持っていなければなりません。もちろん最新の制度等をお伝えするのも大切な仕事です。その中で最近勉強し直した事をお伝えしようと思います。
介護保険の負担割合が2割の制度が始まった時以降、思った以上にご相談者様は2割負担の方が多いです。
そこで2割負担の人の条件をまとめてみました。
2割負担となるのは、次の1と2の両方にあてはまる方です。
2割負担判定基準
1. 65歳以上の方で本人の前年の合計所得金額(※1)が160万円以上
2. 前年の年金収入と前年のその他の合計所得金額(※2)の合計が
・同一世帯の65歳以上の人数が1人の場合、280万円以上
・同一世帯の65歳以上の人数が2人以上の場合、合計で346万円以上
(※1) 合計所得金額:収入から公的年金等控除や給与所得控除、必要経費を控除した後で、
基礎控除や人的控除等の控除をする前の所得金額
(※2) その他の合計所得金額:合計所得金額から、年金の雑所得を除いた所得金額
65歳未満の方、市民税非課税の方、生活保護受給者は1割負担となります。
2018年8月の介護保険制度改正からは、現在2割負担の人の一部が3割負担に引き上げられます。2017年2月の時点で想定されている3割負担となる年収の方は以下の通りです。
合計所得金額が220万円以上であり、
年金収入+その他合計所得金額=340万円以上(単身世帯)
年金収入+その他合計所得金額=463万円以上(夫婦世帯)
・独居で年金収入だけの場合は344万円以上に以上の方が負担割合3割となります。
対象となるのは全体の約3%にあたる約12万人と推計されているそうです。
介護保険の負担割合が上がってきている中で知っておいたほうが良い制度があります。
「高額介護サービス費制度」
この制度は、自己負担額の合計が同月に一定の金額を超えると申請によって、超過分が支給される制度です。
自己負担の上限金額は、下記のように定められてします。
第1段階 生活保護を受給している方等 15,000円(個人)
第2段階 老齢福祉年金を受給しているか前年の合計所得金額と公的年金など収入額の合計が年間80万円以下の方等 24,600円(世帯)又は15,000円個人
第3段階 世帯の全員が市区町村民税を課税されていない方 24,600円(世帯)
第4段階 世帯内のどなたかが市区町村民税を課税されている方 37,200円(世帯)
第5段階 現役並み所得者に相当する方がいる世帯の方 44,400円(世帯)
このうち第4段階の上限金額が、2017年8月から第5段階と同じ44,400 円となります。
ただし、一定の収入(年金収入が280万円以上など)に達していない、介護保険サービスの自己負担が1割の世帯については、3年間は年間上限額が44万6,400円に設定されることとなりました。ひと月当たりでは37,200円となり、実質現行のままです。
※1世帯に2人以上の介護サービスを受けている人が要る場合は、合算できます。
高額介護サービス費用制度を利用する申請方法については、介護サービスを利用すると、支給の要件を満たす方へはその約3か月後に、通知と申請書が届きます。届いた申請書へ必要事項を記入したら、市区町村へ提出します。一度申請すると、それ以後の申請は不要になります。(※自治体によって通知時期や申請方法が異なる場合がありますので、各担当窓口へご確認してください)
簡単に高額介護サービスの仕組みを書いてみました。このような制度があるということを知っておくだけで、老人ホーム等の高齢者住宅をご利用になるときの資金計画が違うと思います。ご参考にしていただければと思います。
相談員の雑記帳(6)
ご報告が遅れましたが、無事に社会福祉士試験合格致しました。
思ったよりも得点が取れいていて、振り返ってみれば余裕で合格したようです。確かに合格率は約25%と厳しいですが、飽きずに毎日コツコツと勉強すればそれほど難しくはないと思います。ただ毎日コツコツが曲者でして、私も昨年10月からはすべての誘惑やお誘いを振り切って、平日は毎日午後9時~11時、休みの日もどこも出かけず8時間は勉強しました。これほど勉強したのは大学受験かFP資格の時くらいですが、仕事をしながらと言うのが本当に大変でした。
資格をとっても継続して勉強する事が大切ですし、仕事にも是非活かしたいと思っていますが、既に仕事では多く得られた知識は役に立っています。また相談業務の基本である聞くことの大切さ、初対面での信頼関係の構築などは今までも行なってきたことですが、更に磨きがかかってきたような感じがします。
ところがその試験結果を待つ間に、私的なことで様々な環境の変化が起きました。私自身も非常に悩みましたが最終的に義父母の介護の件で、4月より東海地区に引っ越すことになりました。こういう仕事をしていながら在宅での介護を選択したのは矛盾がありそうですが、逆に様々な事例の経験や無理をしないというスタンスを取れる自信があるからこそ、今回の決断に至ったと思います。
今まで様々な種類のご相談をお受けしています。怪我若しくは病気で入院しその後自宅に戻ることは難しいというケースもあれば、ご本人様からの一人暮らしでの心配や不安からご相談もあり、やはり一番多いのは同居で在宅介護をしていたが限界ですというケースかもしれません。それもご家族がけっこうギリギリまで介護をしていて、介護をする側の身体や精神の不調があったり、場合によってはご家族崩壊に近い例もございました。
ご高齢になっても自宅でのマイペース生活を希望されることは、自然なことですし当たり前のことです。現代は介護保険制度もありサービスも充実してきましたので、在宅でのご生活も以前比べればだいぶ便利になりました。ご家族も心配でありながらもご本人の意思を尊重し、ご自宅での生活を応援されている方が多くいらっしゃいます。しかしいづれ加齢と共にご夫婦でお一人できちんと生活していくこと、またはご家族が介護していくことが難しくなる時期がやってまいります。場合によっては認知症状が進んでしまい生活や身体に危険なことも発生するかもしれません。
今日の新聞発表では特別養護老人ホーム(特養)の待機者が大幅に減ったとありました。その要因はいろいろと具体例で記してありましたが、その中でも要介護3以上の方のみが原則として申し込み可能なことになったことは大きいと思います。それにしても待機者としては未だに異常な多さと思います。費用面も安く安心して生活することは可能ですし人気があるのは頷けます。ただ本当に要介護3以上の方々だけが、先ほどの時期なのでしょうか・・・
施設入居をご検討される例として、特養の空き待ちの待機利用の方や、将来の特養利用を視野に入れる方もいらっしゃいます。そのような利用ができることもご存じない方も多くいらっしゃいます。さすがに特養と同じようなコストで入居できるところは少ないですが、最近の個室ユニットタイプの特養であれば、少しご予算を足せばご入居可能なところもございます。
ご予算に余裕のある方は選択肢はたくさんございます。どういう生活をご希望されるか、何を重視されるかでご提案先は変わってきますが、そのご希望もいろいろお話しをしていくうちに変化していくこともあります。例としてはリハビリ施設や器具を重要視されていた方が、リハビリはご本人のやる気や生活リハビリが大切と考え方を変えた例も多くあります。また24時間看護師常駐の施設が安心と思っていた方が、看護師は日勤で問題なく同じ費用ならばその他の特徴のある施設に変えた例もありました。
施設入居を考えた場合、いろいろとご不安があるかと思います。不安とはわからないから生じる訳でして、知ってしまえばそういうことだったのか安堵されます。いろいろと考える前に一度ご連絡いただければと思います。私たちプロの相談員がいろいろとアドバイスができると思います。相談だけだから申し訳ないとか、見学に行っても直ぐ決めるわけではないので申し訳ないとか、そういうお気遣いは本当に必要ありません。
またご自宅で頑張って気ままにご生活されていた方、または在宅で頑張って介護されていた方々が、施設入居をご検討されるということはそれなりの決心があったかと思います。私たちもそのお気持ちを大事にしながら、皆様のご不安を少しでも軽減できるように努力いたします。
私は今月末をもって退社いたしますが、弊社のスタッフは皆そういう考え方を基本として仕事をしております。
今後とも宜しくお願い致します。
相談員の雑記帳(5)
かれこれ2年半ぶりになります。
思えばあっという間の時間の流れです。
この間にも非常に多くの相談電話をいただき、たくさんの方の相談を受けてまいりました。無事にご入居されてしまいますと、なかなかお会いする事が少なくなりますが、「どうされているかな~」と気になる方はたくさんいらっしゃいます。特に難しい案件や、ご家族と共に苦労した事例は忘れる事ができません。
相談員ブログはHPリニュアル後に再開する予定でしたが、リニュアルが大幅に遅れたり、相談量が増えて多忙になったりして、更には一昨年秋より新人も入社し、いろいろなことがありまして本日久しぶりの再開となりました。私自身も当時新米相談員でしたが、今やこの業界ではベテラン相談員になってしましました。ベテラン相談員は経験上の安心感はありますが、それとは裏腹にマンネリという恐ろしい事態が待ち受けています。
そこで一念発起し一昨年より社会福祉士の勉強を通信教育でスタートしました。途中スクーリングもあり提出課題も多く、200時間弱の現場実習も行なってきました。学校は無事卒業し今年1月末に、その国家試験を受けてきました。結果は3月15日ですがはたしてどうでしょうか・・・
今年還暦なので、その記念お受験と言うわけではありません。この相談員という仕事は特に資格も必要ありませんが、非常に奥が深いものが有ります。ただ仕事を進めていく上で経験上覚えた事や、うろ覚えの知識では十分な説明ができないとわかりました。また電話でご相談を受けたり、面談したときなどもしっくりこないこともあり、どういうふうに短時間で信頼関係を築けるかも感心がありました。
実習は練馬区の社会福祉法人運営の特別養護老人ホーム(特養)で受けたのですが、そこはデイサービス、ショートステイ、特養入居フロア、地域包括支援センターがあり、それぞれ体験・経験・勉強しました。ここでの経験は貴重なものとして残っています。デイサービスでは送迎から始まり、お茶だし、レクリエーションの手伝いや参加、認知症の方との会話等々、お客様としての接し方が必要になります。特養フロアでは食器洗い、テーブルの消毒、レクリエーションの手伝い、食事介助、排泄介助まで実践しました。地域包括では面談補助、ご自宅定期訪問、カンファレンスも経験し理解しました。
お恥ずかしい話ですが、今までは特養と有料老人ホームの違いなど、特に特養部分は一部知ったかぶりして話をしていました。実習以降はきっちりそれぞれの違いやメリットデメリットも話せるようになりました。更に寝たきりで拘縮ある方の体位交換、入浴方法や紙おむつの交換方法も実習し、紙おむつもメーカーごとに特徴があり、漏れないようにする工夫もそれぞれあると知りました。食事介助ではどうすればむせないようにできるか、常に声をかけてスプーンを口に運ぶべきか、それを時間内にすませなければなりません。私の実習期間は全体の極々一部でしたが、これらを知ることによりある程度自信を持って話ができるようになりました。
また受験のもうひとつの目的に、紹介センターのレベルアップもありました。これらの相談員は誰でもなれますので、中にはレベルのかなり低い人たちも存在するのも事実です。また目先の売上や実績に固執して、ニーズにまったく合わない施設をご紹介している例もあります。そのような経験されたご本人やご家族にとっては、紹介センター自体の評価はとても低いものになります。また一部のケアマネージャーや行政などでは、紹介センターは胡散臭いと思われているのもそのせいなのです。今後益々増える高齢者と施設なので、将来社会問題化することもあるかもしれません。紹介センターも玉石混淆であり、今や施設選びよりも紹介センターや相談員を選ぶ時代となったという人もいます。
その間にも毎週毎週どこかで施設はオープンしています。そして毎日毎日施設入居が必要な方がどこかに生まれています。
どの仕事もそうかもしれませんが、この相談員の仕事は終わりはありませんし、すべてが個別且つ新規案件になりますので、それに対応できる知識や経験が必要です。常に頭の中をアップデートし不要な情報を捨てなければ、私のような旧型脳みそは機能しません。私自身の認知症予防にも常に情報アンテナを張り、いろいろなネットワークを活用したいと思っています。
※合格発表まであと17日です・・・
ホームページのリニュアルと年の瀬
ようやく新しいホームペーをスタートできました。当初は「ホームあしすとの10周年記念号に合わせてスタートを」と目論んでおりましたが、なかなか思うように進まず、年の瀬となってしまいました。今回のリニュアルで弊社のホームページは3回目のリニュアルとなりましたが、今回のリニュアルは機能的に最大の更新となります。まず施設の検索機能を付けたことが目玉となると思います。施設検索機能での特徴は詳細ページになります。詳細ページは実際に見学した当相談室相談員が施設のおすすめポイントや特徴をブログ風に書いております。まだ詳細ページは30施設程度ですが、これからもどんどん、更新し増やして行きたいと思っておりますのでご期待ください。
もちろん「相談員ブログ」もスタッフから日々の仕事の中で感じた事や施設のご紹介などをお伝えしたいと思っています。
これからもホームあしすと入居相談室をよろしくお願い申し上げます。