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相談員ブログ

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2018/09/11

相談員の ひとりごと「認知症の夫と二人いっしょに施設入居したい」

ホームあしすと33号の巻頭特集では認知症と介護施設選びの関係について取り上げました。実を言うと、私どもに寄せられるご相談のうち、およそ半数以上は何らかの認知症状が見られる方のご家族からのものです。もちろん、ご本人からの相談というケースもありますが、全体の2~3割程度でしょう。
高齢者の一人暮らしでは、加齢につれて自身で生活管理をすることがだんだんと難しくなっていきます。相談室でも「薬を正しく飲めているか」「水分を充分摂取できているか」など、ご家族が不安感からご連絡いただく場合が多くあります。
特に、記録的な猛暑が続いた今夏には、お一人暮らしの高齢者が脱水症で救急搬送されて入院して、退院後に家に戻るとまた同じことが起きるおそれがあるので、これを機に新しい住まいを探したいというご相談が多くありました。その他にも、日常生活で転倒して骨折してしまい入院、その後に認知症が発症してしまい、このまま家に戻って生活するは難しいので……と施設入居を検討されるケースも同様に多いです。また、ご家族と同居しているご夫婦の場合でも、二人ともが高齢で配偶者の介護が困難となり、ご夫婦いっしょでの入居検討というご相談も最近増えています。
数年前、あるご夫婦の奥さまからご相談をいただきました。旦那さまが認知症で判断能力が低下し、奥さまのことを誰だかわからないと言っていたそうです。できれば、ご夫婦いっしょに入居できる施設を、というご希望でしたが、奥さまは車を運転できるほどお元気でしたので、ご主人お一人だけ老人ホームに入居されるのがよいのではとご提案差し上げました。ですが、奥さまご本人はお子さまへ迷惑をかけたくないし、本来は自分が夫の面倒を見なければというお気持ちが強かったため、お二人でのご入居を望まれたようです。経済的にはお子さまに負担をかけないとしても、精神的には支えてもらった方がよいのではとご説明した上で、三人のお子さまともお会いしました。お子さまの方では、お母さまがそこまで悩まれていることをご存知なく、とても驚かれていました。その後、ご家族でいろいろ相談をされて、最終的にはお子さまの住まいからも近い介護付有料老人ホームにご主人お一人が入居されました。
自分たちだけで全てを決めようとせず、ご親族などからのサポートも受けながら老後の暮らし替えを検討することで、より安心な環境で生活できるのではないでしょうか。今回のケースのように、ご夫婦お二人でご入居を希望する場合、各自の健康状態などによって、お勧めする施設のタイプはさまざまです。場合によっては、前述のように、お一人だけが入居するというご提案を差し上げることもございます。
住まい探しは人によって千差万別です。相談室には、実にさまざまなご相談が寄せられますが、施設入居だけに固執するのではなく、ご入居検討者さまご本人の人生が、より豊かなで安らぎに満ちたものになるようにお手伝いしたいと考えています。現在の生活に不安をお感じになったり、老後の住まいをどうしようとお悩みになった時には、ぜひご連絡いただければ幸いです。15年以上におよぶ経験と実績をもとに、ご満足いただける提案をさせていただきます。

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